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- > ACROLINK AVケーブル 7N-A2050III RCA [1m]
導体 : D.U.C.C. Stressfree7N Cu 0.18φ×34本撚り
絶縁体 : 発砲ポリオレフィン系樹脂
シールド : 4N5 OFC 二重巻き
外シース : 高分子ポリオレフィン系樹脂
導体抵抗 : 18mΩ/m
静電容量 : 89pF/m
【RCAプラグ】
センターコンタクトピン : 中空構造ティルル銅
コールド : りん青銅
メッキ : ダイレクトロジウムメッキ
カバー : 真鍮無垢材
ハイクォリティオーディオへのエントリーケーブルとして圧倒的な支持を得てきた歴代のA2050シリーズ。いま、導体から構造、プラグに至るまで大きな進化を遂げた7N-A2050IIIが誕生しました。核となる新導体はさらに進化したD.U.C.C 7N(Seven Nine=99.99999%以上の)超高純度Cu(→[1])。ケーブルの製造工程は、素線の設定直径に仕上げるまでに高精度な直径管理や平滑度を実現する精密加工技術を駆使しながら引き加工を繰り返したり、被覆加工など想像以上に多工程となるのが通例です。
その加工過程で純度や結晶構造が大きく損なわれてしまう可能性は決して小さくはありません。素線自体も配線時の曲げなどにも結晶状態を損なわない独自のストレスフリー処理(撚り線後の特殊焼鈍)を施し、撚り線加工時にも厳密な製造管理体制によって、純度と結晶構造を維持しています。そして、7N-A2050IIIへの最も大きな飛躍はシールド層を2重横巻きとしたことです。これにより周波数特性の低歪みかつフラットな領域を十数ギガヘルツまで拡大。人の可聴帯域ではない領域での改善が大きな音質向上をもたらしています。
また、シースはその材質や顔料によって音に影響のあることはよく知られていますが、最高の音質をもたらす素材、高分子ポリオレフィンを継承。一般的なポリプロピレンに比べ約1/3、PVCに比べ約1/4という優れた低誘電率特性により導体の広帯域化を理想的にサポート。もう1つの大きな特長はピンプラグも今回新規開発したことです。センターピンには伝送特性に優れたティルル銅をこのクラスで初めて採用。構造も中空パイプとして伝送特性をより一層高めています。各部の肉厚も可能な限り厚くして超重量化。しかもハイエンドクラスでのみ採用されてきたダイレクトロジウムメッキ仕様としました。
これら各部のマテリアルはすべての純国産ハイテク素材であり、寸法や線間容量の適性化などアクロリンク熟成のノウハウとともに量感と解像力に優れた低域からより拡大された3次元的空間再現や楽器の微細なディテール描写にかかわる超高域まで極めてナチュラルでハイスピード、ダイナミックな音質を実現し、ジャンル問わず音楽を楽しんで頂けるレファレンスケーブルに仕上がっております。
[1]:D.U.C.C. 7N Cu:Dia Ultra Crystallized Copperは三菱電線工業株式会社開発によるオーディオケーブル用高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材です。結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、音質上のメリットは大きいのですが、金属の結晶には方向性がありこれも揃える必要がありました。X線照射による解析現象によりその方向性は観測できますが、母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化することで「オーディオ信号の伝送に最適な方向性」を具えた極めて優れた線材が完成したのです。
